くさびの力のつり合い

6

 

 くさびを挿入するときの、力の大きさを求める式に関する記事です。

 基本は、各面における水平・垂直方向の分力のつり合い式をたてることにあります。
 この記事では、各面の摩擦係数およびくさびの自重を考慮した、一般的な計算式の導出手順を解説しています。

 この種のくさび問題では、どこか1面でもすべらないと全体が動かないと考えます。
 つまり、その最後の1面がすべり出す時点で、他の面はいつでもすべり始められる状態になっているはずです。
 したがって、本記事では、すべりに関係する摩擦係数としては、動摩擦係数を考えるのが適切であろうとしています。