曲面への輪郭度指示

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輪郭度の使用例に関する解説です。

 輪郭度は、幾何公差グループの中でも形状・姿勢・位置公差の全てに適用できる多様性のある指示記号である反面、図面内で多用するとどの幾何偏差を規制しているのかの意図をくみ取る手間が生じる可能性はあります。
 そのため当面は、輪郭度は曲面に対する指示記号として、利用を限定した方がよいと思われます。

 デザイン(意匠)面の3DCADデータからの許容誤差を指示する方法として、輪郭度を活用するのもよいでしょう。
 JIS等の規格書の図例では、輪郭度はTEDと対になった使い方がほとんどですが、3Dデータは図示されない理想寸法つまりTEDそのものであることを背景に、この記事では輪郭度の応用的な使用方法を解説しています。

 なお、ISO(1101:2017)にはTEF(Theoretically Exact Feature)という用語がありますが、これは正にCADデータに基づく「理論的に正確な形体」を指します。

 


 

 


 

キーワード
JIS B0027,自由曲面,輪郭度,TED,ASME,非接触CMM,デジタイザー