すべり率

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 一対の歯車がかみ合って回転しているとき、双方の歯面の間ではすべりが生じ、このすべりの度合いのことをすべり率と呼びます。

 すべり率は通常の歯車歯形であるインボリュートと、時計などに使われるサイクロイドでは、その変化の様子が異なります。

 この記事では、すべり率の定義と、インボリュートとサイクロイドでの違いについて解説しています。

 

 

<参考文献>

・仙波正荘(1953), “歯車(第1巻)”,日刊工業新聞社, pp.134-139
・新里祐宏(1976), “歯車のすべり率の実験的検証”, 琉球大学教育学部紀要 第二部(20)