UF記号と区間指示

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UF記号に関する解説です。

 UF記号は、ISOでは規格化されているものです(ISO1101:2017)。

 UF(United Feature:結合(複合)形体)は、複数の形体を一つの形体として扱うために導入された記号で、従来からある区間指示記号(↔:between)と組み合せて、指定範囲内の形体(面)が公差域を共有することを明示的に指示します。
 従来規格での形体定義のあいまいさを取り除くために、ISOでは多くの新しい記号が追加されています。
 JISではまだ規格化されていませんが、少し先取りして紹介します。
 特に、射出成形品のPL面におけるぐいち(段差)の規制に、その役割が発揮できると考えられます。