厚肉円筒の応力と変位

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 厚肉円筒の応力と変位量について、その計算式の導出手順を解説しています。
 設計変数が多いため、結果の式は多少込み入った形となりますが、順を追って考えていけば理解できるでしょう。

 圧力容器の許容応力の見積りのほか、別掲の圧入計算の基本式ともなります。

 なお、内圧のみを受ける薄肉円筒の場合は、r2=r1+dt、(dt)^2≒0、P2=0 として計算式を整理すると、既知の公式、
  σt = Pr/t
  σz = Pr/2t
に帰着します。

 余談ですが、ここで紹介している微小扇形要素を用いた力のつり合いの考え方は、ベルトの有効張力の計算でも登場するものです。

 

<参考URL>

厚肉円筒-技術計算製作所 (厚肉円筒の応力、変位)
マリンエンジニアのための材料力学入門講座(その3) (厚肉円筒の応力、変位)
内圧を受ける円筒胴(管)の応力/肉厚計算 (厚肉円筒の応力、変位)

内圧を受ける厚肉円筒に生じる応力(フープ応力) -製品設計知識 (検算用)
Stress in Thick-Walled Cylinders or Tubes (検算用)

 


 

 

厚肉円筒の応力と変位 Excel

 厚肉円筒の応力と変位を計算するExcelファイルです。

 材質と材料をプルダウンから選択すると、対応したヤング率やポアソン比を自動設定します。
 (材料データは自由に編集できます)

 また、半径方向の応力と変位量の分布のグラフも表示します。

 

 

 


2024.9.2 更新 (revA→revB)