ケーブルの力のつり合い

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■壁に係留された2本のケーブル(ワイヤー)の張力を求める式です。
 一般には、力やモーメントのつり合い式をたてて計算しますが、ここではラミの定理やヘロンの公式を用いて、幾何学的に張力を求めていきます。

 高校の授業では習ったことのある公式類ですが、実際どのような場合に役立つのかの一例として紹介します。

 右図は、ケーブル固定端(係留点)から荷重点までの水平距離と張力の関係を示したグラフとなりますが、言うまでもなく、係留点の中央で張力がバランスしています。

 ちなみに、ワイヤーで重量物を持ち上げる例としてよくあるのは、建設現場などで見かける玉掛けです。

 

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 OPEOミニセミナー 「ケーブルの張力を求める」