表面性状の定義と図示方法

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 表面性状(surface texture)は、以前は表面粗さ(面粗度)と呼ばれていたものです。
 これは、JIS B0031/B0601/B0633で細かく規定されています。

 切削/旋削/研削などの除去加工を伴う機械部品では、不可欠の図示手段ですが、記入に際しての間違いが散見されます。
 この記事では、特に指示方法について、図例をあげて解説しています。

 ちなみに、よく聞かれる「16%ルール」とは、粗さのばらつきが正規分布に従うとした場合の、合否水準を定めた規定です。

 

<参考規格>
・JIS B0031:2022 製品の幾何特性仕様(GPS)-表面性状の図示方法
・JIS B0601:2013 製品の幾何特性仕様(GPS)-表面性状:輪郭曲線方式-用語,定義及び表面性状パラメータ
・JIS B0633:2001 製品の幾何特性仕様(GPS)-表面性状:輪郭曲線方式-表面性状評価の方式及び手順