工程能力指数

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工程能力指数に関する解説です。

 工程能力指数(Cp値)は、品質基準を満足した製品を生産できる能力のことで、JIS Z8101-2で規定されています。

 通常生産においては、Cp値が1以上となるように生産プロセスを管理することが目標ですが、2を超えるような生産工程では品質に過剰な部分はないか、などの見直しが必要となる場合もあります。

 なお、Cp=1は設定公差域が設計規格値に対し±3σの範囲に設定されていることと同じ意味となります。

 工程能力指数は、ばらつきが規格値(設計中心値)を中心に正規分布に近い分布をしている場合に有意となります。
 平均値が規格値からずれている場合は、偏りを考慮した工程能力指数Cpkで評価します。

 

 

<参考規格>
・JIS Z8101-2:2015 統計-用語及び記号-第2部:統計の応用

 


 


 

キーワード
JIS Z8101,規格幅,参照区間,平均値,6σ,3σ,4σ,Cp,Cpk,偏り,最小工程能力指数,不良率,不適合品率