2点間サイズ

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2点間サイズについての解説です。

 2点間サイズ(two-point size)は、JISやISOで規定される局部サイズ(local size)の1つです。

 部品の寸法を測定するという作業は、例えば部品の相対する二つの表面の2点間の距離を測定することです。
 一般には、ノギスなどの測定機器を用いて測りますが、この測定結果はあくまでもノギスを当てたポイント間の距離つまり2点間のサイズ
であって、表面の凸凹状態とは無関係に取得されます。
 本記事では、この2点間サイズとその公差域の考え方、2点間測定において注意する点について解説します。

 2点間サイズの理解は、設計意図通りの形体定義を行う手法である、幾何公差設計法(GD&T)の必要性を理解するための、最初のステップとなります。

 

<参考規格>
・JIS B0420-1:2016 製品の幾何特性仕様(GPS)-寸法の公差表示方式-第1部:長さに関わるサイズ
・ISO 14405-1:2016 GPS-Dimensional tolerancing-Part1:Linear sizes
・ISO 1101:2017 GPS-Geometrical tolerancing-Tolerances of form, orientation, location and run-out