幾何公差早見表

20,623

 

幾何公差の種類と記号、公差域などをまとめた早見表です。

 視覚的に分かり易いよう、殆ど図だけで示してあります。
 図中青色で描かれている部分はデータムです。

 右側の3つの列は、
 ・データム記号はデータムの要否
 ・TED記号は理論寸法指示の要否
 ・幾何公差記入枠内のΦは円筒公差域指示の可否
を意味します。

 なお、輪郭度は多用途のため、敢えて他の幾何公差とは分け、その用法については曲線、曲面への指示用途に限定してあります。
(この表のpdfデータも掲載してあります)

 


ASMEは合理的考え、ISOは論理的考えに基づいた規格化をする傾向があるように思います。
 ASME Y14.5:2018 では、幾何公差記号から同心/同軸度と対称度が除外されています。
 これらの記号による形体規制は位置度で代替できるため、方向性としては理解できますが、設計意図の伝達に若干の混乱が生じる可能性はあります。

 

 

<参考規格>
・JIS B0621:1984 幾何偏差の定義及び表示

・JIS B0420-1:2016 製品の幾何特性仕様(GPS)-寸法の公差表示方式-第1部:長さに関わるサイズ
・ISO 1101:2017 GPS-Geometrical tolerancing-Tolerances of form, orientation, location and run-out

 

 

★ 2024.8.28 より、添付資料は公開パスワード方式に変更しました。
 自学用、設計者教育用にご活用下さい。

 


 


2024.11.30更新 (revG1→revG2)

DL解除コード:a102

 


 

キーワード:
真直度,平面度,真円度,円筒度,平行度,直角度,傾斜度,位置度,同心度,同軸度,対称度,円周振れ,全振れ,輪郭度,形状,姿勢,位置,振れ,輪郭