杓子定規

最近いただいた技術的な問合せで幾何公差の使い方に関するものがありました。
基本的なものではなく実設計図面での表記方法についての応用的なものです。
多くは書籍や規格書の説明、図例を見れば何とか使いこなせるのですが、実際の設計物には設計意図をどう相手にわかるように表現するかで悩むケースも少なくありません。
分かり易くするために設計自体を変更するのは本末転倒なので、記号定義について知り得る情報から隠れた使い方を見つけ出すことも必要となります。
しかもそれは相手(加工、測定、組立工程)にも違和感なく伝わるような使い方です。
文法、作法を杓子定規に捉えるとかえって分かり難くなり正しい情報(設計意図)が伝わりません。

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